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痛みが消える「物理学」

=BRメソッド

物理学に立脚した痛み解消法誕生!

HOMEで書いた記事を再掲します。ご確認ください。

1.股関節の痛みの原因は、器械的、物理的、力学的な問題であって病気という範疇には入らないと考えています。病気ではなく故障です。従いまして本稿では「故障」と表現します。

2. 故障は器械的、物理的、力学的な問題ですので器械的、物理的、力学的な方法によって「直る」のです。当然痛みは解消します。従いまして医学・薬学では「治る」といいますが、ここでは「直る」と表現します。

 

3.器機や器具が故障すれば修理して使えるようにすればいいのです。そのための理論と方法論が確立しています。故障ですから医薬でなくても直ります。

股関節の痛みは物理的に解消できるということをまず頭に入れてください。

物理的ということは、硬ければ、柔らかくすればいい。曲がっていれば真っ直ぐにすればいい。縮んでいれば引っ張ればいい。ずれていれば元に戻せばいいということです。

股関節の痛みに関して物理の視点からアプローチすれば、痛みが消えるという事実をお知らせし、なぜそういえるのか、その具体的方法についてご説明していきます。

 

随分広範囲になってしまいますが、結論はほとんどの股関節の痛みは物理的手法によって解消できるということです。

そして、それは自然形体療法創始者故山田洋先生によって開発された6000を超える手法と、65年に及ぶ私自身の股関節の痛みの歴史から生み出された経験則によって可能になりました。

今発表するに至ったのは次の理由からです。

1.BRメソッド誕生の経緯

股関節の痛みを軽減・解消できる施術法に52歳の時出会って以来、その感動を伝えようと膝や股関節の痛みを専門とする治療院を京都駅前と滋賀県長浜市で開設してきました。今は2人の施術家が受け継いで継承してくれています。

67歳で施術現場を離れて約5年たちます。その私が再び「股関節の痛みは消える」ことをお伝えしようと復帰することにしました。

その理由は

2019年10月頃からだんだんと股関節の痛みが出てきて2020年お正月には2階の自室から1階に降りるのも一歩一歩手すりにつかまりながら降りてくる状態になりました。

 

今まで、ほとんど忘れていた股関節の痛みが数年ぶりに強烈に戻ってきたのです。慌てて施術を受け、自己療法に取り組むのですが、今度ばかりはそう簡単に痛みが消えません。消えたと思ったらすぐに戻ってしまいます。

 

そして痛みは股関節ばかりではありませんでした。

ちょっとした動きで痛む場所が変わる。

痛みがなくなったと喜んでいた次の瞬間また戻ってくる。

腰が痛い。左起立筋が膨隆して痛い。

膝も痛くなる時がある。

左臀部が痛い。

左大腿後方から足先までしびれてくる。立っている間に痛みと痺れが・・。

ちょうど鼠径部の股関節部分が骨と骨が当たっていると実感する痛みがある。一歩一歩体重をかけるたびに鼠径部が傷む。

寝ていても寝返りが痛くてできない。

 

 

どうしても消えない痛みに絶望しそうになりました。施術に頼ってもすぐに戻ってしまうなら、もう一度冷静に分析をして、痛みの根本原因を突き止め、自分用の自己療法プログラムを作って実践することにしました。ピンチはチャンスの入り口です。いい解消法が見つかれば多くの人が喜んでくれる。それを励みにしてのチャレンジでした。

2.自分の身体に聞いて、痛み解消に挑戦!

股関節の痛みに耐えながら、動作、痛む部位、痛み・・等々を確認して、どうした痛みが軽減するか、消えるか、試しながら結果を記録していくのは結構大変な作業でした。痛みがすぐに戻ってしまう背景には、72歳という年齢からくる筋肉の衰えという決定的な要因があることを認めざるを得ませんでした。

特に体幹がしっかりしていないという実感です。頼りない、グラグラしている、そんな感じです。初めて味わう感覚です。

また、筋肉の衰えは仙腸関節が微妙にずれるという現象をもたらしました。仙腸関節のずれは違和感、痛み、痺れの発生へとつながってきます。もちろん股関節の痛みにも強い影響を与えてきます。仙腸関節のずれは手で触っても、レントゲンでも、MRIでもわかりません。本当に微妙なずれです。

仙腸関節のズレを修正する方法は元自然形体療法の施術家ですから熟知しています。でも肝心なのはズレを起こさないようにすることです。そのために何をするか。対症療法の発想ではなく、根本療法の原点に立ち返って股関節の痛みに関する自己療法を再点検して作成することにしました。

やって、みて、確認して、修正する・・その繰り返しで自分の身体の歪みやズレを無くして、その上で保持・安定させることです。

もともと股関節の痛みをもたらしている筋肉・靭帯や腱、関節包等の周辺組織(以下、このHPでは「筋肉」と表現します)の過緊張や、癒着、拘縮もその根本原因は身体の歪みから派生しています。歪んだ身体を支えるために、身体の脳は余分な力を入れて支えなければなりません。 歪みや捻じれのない自然体であれば、身体の脳は不要な力を抜いて安定した姿勢を維持します。

それができていないということは

  1. 身体が歪んでいて、あるいは捻じれていると、その体制を維持するため不自然な力を入れ続けなければならない。この不自然な力の蓄積が筋肉などの周辺組織に負担をかけて変形性股関節症の入り口となる。

  2. 力を入れることを脳が学習し、抜くことを忘れた状態が定着した。これは肩こりの原理と同じで脳の誤った学習によるものです。過緊張状態が定着して,その範囲が連鎖的に広がっていく。

  3. 痛みの原因となる個所がいくつもある場合、脳は中心部に痛みがあると錯覚することがある。これが股関節が痛い、骨と骨がぶつかって痛いと感じるという痛み、これを痛みが収束して1か所に感じられるという意味で収束痛と呼んでいます。

  4. 収束痛を解消するには、その周囲の原因カ所を確認しすること。即ち、一つ一つ過緊張や、癒着、剥離箇所を修理する=直すことです。

  5. どこに問題があるか、指で触ればわかるだけの熟練の経験がありますから難しいことはありません。修理方法も物理的に正しい手法を使えば、誰がやっても同じ結果を出せます。同じ問題について、誰がやっても同じ結果が出せることは科学されたということです。

 

それから約3カ月股関節の痛み解消という課題を実現するための実験の日々を送りました。そしてようやく痛みのない感動の日々を手に入れることができました。この経験を伝えていくことが私の務めだと思い至りました。

健康な時は健康ということさえ忘れています。

痛みのない時は痛かったことを忘れています。

健康で当たり前、痛みがなくて当たり前。

病気になって、痛くなって初めて健康のありがたさがわかります。

 

これを読んで頂いている方の笑顔を楽しみにしています。

3.股関節の痛み解消法を次世代に引き継ぐ

早速、私の創設した関西予防医術研究所(現在,関西自然形体院ICHIに改称)を承継してくれた二人の先生にこのことを話しました。私の申し出を快諾してくれた安田健太郎先生と中村美由紀先生。二人は膝関節を含む全身の関節の痛み解消のトッププロとして、忙しい日々を送っておられますが私の願いを聞き入れてくれました。

 

すぐにこれまでの股関節手法を全ての症例と共に洗い出して、再構築することに決定。休日には3人集まっての股関節症・膝関節症の研究・練習・新手法開発・テキスト制作とやることに追われながらも楽しい作業になりました。

 

この作業の中で私自身が長年の股関節症患者であり施術家の識見もあるわけですから、これまで自分の痛みと向き合いながら開発してきた「私だけの痛み解消法」があります。

 

特にこの2か月間、実際にひどい股関節の痛みと向き合って試して効果のあったものを付け加え完成したものばかりです。施術家にとっての宝物です。同時にそれは、現に股関節の痛みに苦しむ全国の多くの皆様に分かち合いたい宝物になりました。

 

独自に蓄積してきたこの宝物、股関節手法をBRメソッドと名付け二人の後継者に引き継いでもらうことにしました。きちんと引き継いでもらえれば、股関節の痛みに苦しむ全国の人にとっての宝物になる!!大きな励みになります。

 

中村美由紀先生は故山田洋先生のもとで、直接私の股関節の痛み解消のための施術特訓を受け私を施術してくれた方です。もともと施術レベルは全国の施術家の中でもトップクラスです。

 

それに加え、きまじめな性格。手を抜かない。ひたむきに来院者に寄り添い、親身になって施術をして、必ず結果を出す姿に惹かれ多くのファンの方をお持ちです。

 

もう一人安田健太郎先生。施術家として私と中村先生の元で勉強したのですが天性の器用さと繊細な感性の持ち主で今では関西自然形体院の牽引車役。

 

芸術家肌といいますか、例えば絵を描く時の観察眼の鋭さ、施術の際ポイントを見極める観察眼が凄いです。

 

痛みをもたらしているポイントを的確にとらえ、それをどうすれば解消できるか腕が、指が、勝手に動いて症状を解消するという表現がふさわしい天才肌の施術家という表現がぴったりです。

 

それに何より「やさしさ」です。人に優しい。心から優しい。痛みに苦しむ人にとって安田先生の優しさは何よりの励ましになると思います。

 

すでに二人は京都市と滋賀県長浜市で開業中ですので、休日返上でしっかりと準備してくれました。準備万端です。

 

ところで・・・情けないのは私です。

私が伝えたことをしっかりと素早く身に付け、気が付けば二人とも私よりはるかに上手。

 

私が一番と思いこんできたのですが、今や過去の話。施術現場から離れて5年の歳月と72歳の年齢は二人の先生にとてもかないません。

 

それでいいのです。自然です。かつて何度か耳にしたことがあります。

「大学病院で手術してもらうなら権威ある老教授より、働き盛りの40第50代の先生を選んだ方がいい」その通りです。

4.痛みは必ず軽減します。ご安心を!

私は経験者として見守りながら、今も自分で行っている自己療法、毎日の身体の手入れ法について適切なアドバイスができるよう皆さんと接していくことが役割と心得ています。

 

これは欲かもしれませんができることなら週2日間くらいは自分でも施術・自己療法ともにやっていきたいという思いもあります。つまりそれくらい元気です。痛みが消えて元気回復です。

 

3人の同志が集まって知恵を出し合い、練習を重ねてきたからこそ、股関節の痛みでお困りのみなさんに最高レベルの施術と自己療法=BRメソッドをお教えすることができます

 

さて、今、股関節の痛みでお困りの皆さん。

いつになったらこの痛みから解放されるのかわからない、それが一番苦しいと思います。明日の朝までとか、3日間とか期限があれば、苦しくてもそれに耐えることはできます。終わりの見えない旅に誰もが疲れ果ててしまいます。

 

股関節の苦しい痛みの連続の中で、今を生きておられる皆さんに小さな出口の明かりがみえるよう道先案内をさせて頂く役割を3人のチームワークで必ず果たします。

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