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65年間股関節が痛い!

~痛みは消える!

1.65年来の痛みも消える。理に合った方法!

股関節の痛みと共に歩んできた人生です。

始まったのは小学2年生だったと記憶しています。

母が歩く姿を見て「ちょっとおかしい」と言い出しました。

近所の仲間と遊びまわる毎日ですから、果たしてどんな痛みがあったのか、不自由を感じていたのかさえ覚えていません。

 

小学3年になって母が私をいくつかの病院へ連れて行ってくれました。そのうちの一つに「整肢園」という専門の病院がありました。そこで診察の結果、ペルテスという股関節の骨頭が壊死する病気であり「夏休みに手術を!」という話が出ました。手術なんて嫌と言い張る私に母は、ある日「お前の手術は6番目」に決まったと伝えました。

 

激しく抵抗する私を見かねて、父が京都府立医大に連れて行ってくれました。この大学の解剖学教室に同郷の遠縁当たる山田博先生を訪ねました。整形外科受診後、先生の解剖学教室(ガラス越しに大きな水槽があり解剖を待つ死体が浮いていたのを鮮明に覚えています))に担当の整形外科の先生を呼んで、カルテとレントゲンを見ながら相談して下さいました。

 

その結果、手術は当分見合わせギブスを付けて生活するということになりました。

ギブスは分厚く結構な重量もあり、装着して紐で固定するのですが、これを装着していては当然のことながらとても動き回ることはできません。親に隠れてギブスを外しては遊びまわっていました。

 

こんな生活をしている私が良くなるはずはありません。しかし、両親は遊びまわる私を見て何時しかぺルテスのことを気にしなくなっていきました。

 

遊びまわってみんなが寝静まるころ、じんじんと痛む。ズキズキと痛む。寝る向きを変えてもだめ。何時しか布団の中に金槌を持ち込み、それで痛む周辺を叩いていました。

叩く痛みで股関節の痛みを忘れるのです。

 

 

私の52歳までの前半生は時々痛くなるこの痛みとの戦いでした。痛みと共に生活していると体のあちこちに負担をかけてしまいます。いつも痛みに耐えるための緊張があります。精神的にも肉体的にも疲れ果てていました。

 

腸重積、腸閉塞、盲腸、扁桃腺炎、心房細動、これらの手術5回、‥まるで病気のデパート。その他の不定愁訴を入れると生きているのが不思議、よく生きてこられたなあと今になって思います。7歳で発症し52歳で股関節の痛みから解放されるまでの45年間・・長かったです。辛かったです。

 

産み、育て、心配し、何があっても愛し続けてくれた母に感謝しかありません。

しかし、当時情けないことに「なんでこんな体に産んだ!」呪った幼い日々がありました。

 

今は亡き母に、ただ申し訳ありませんでした・・・・。お母さん心配かけてすみませんでした。産み育てて下さってありがとうございました。感謝です。

発症から65年

2. 股関節・膝関節の革命的施術法完成した

「やまだひろし先生」との出会いの不思議

52歳の時大きな転機が訪れました。知人から紹介されて当時新潟市で開業されていた自然形体療法創始者 故 山田洋先生を訪ね施術を受けました。待合室で待つこと約6時間。

 

待っている間に次々笑顔で帰っていく人の姿を見て、もしかしたら私も良くなるのではないかという期待が膨らみ、待っていた6時間は決して長くありませんでした。

 

腰や首の不調の方も、特に驚いたのが膝の痛みで痛々しい動きの方々が老若男女問わず、わずか20分か30分後には満面の笑みで軽やかな足取りで帰っていかれる姿です。それは感動的でした。

 

私がこの日の最後の施術でした。施術が終わって初めて感じる身体の軽さに驚きました。その夜久々の、本当に久々の熟睡でした。翌日2回の施術。その結果は??その後、私が自然形体療法総本部の事務局長、山田先生がお亡くなりになってから会長を引き受けたのですからもうお分かりだと思います。

それまでの人生が一変。思いもしなかった施術家としての道を歩むことになりました。運命的な出会いでした。

 

最初にぺルテス病になって京都府立医大でお世話になり手術しないと決めて下さったのが山田博(やまだひろし)先生。股関節の痛みから解放されることになったのが自然形体療法の創始者が山田洋(やまだひろし)先生。これも信じられない偶然の一致、同じ名前の先生との出会いを不思議に思います。

 

おまけに創始者山田洋先生、膝や股関節など全身の関節の動作時の痛みを解消する治癒理論と施術法を確立されていました。 全国から患者さんが殺到していました。感動と喜びの声が一杯でした。

 

感動した私は山田先生と夜中まで語り合いこの施術法を世界に広めましょうと意気投合しました。その日の出会いが、後に大きな縁となって平成12年から自然形体療法総本部の事務局長を引き受けることになりました。出会いの不思議です。

 

施術法もそっくり手取り足取り全部お伝えいただきました。お会いするたびに施術を毎日してくださいました。

多忙な日程の中で「自然形体療法を誰よりも理解して、世に広げようとしてくださっている宇野先生には本当の施術法を身に沁み込ませていただきたいのです」という創始者山田洋先生の涙が出るほどのご厚意でした。その結果、施術を最も多く受けることになりました。

 

理論・手法共に吸収し、なにより創始者の施術を最も多く受けた私です。その成果を痛みに苦しみ人々に伝えることが役目と心得ています。

 

これまで私が開設してきた京都・長浜の治療院でも数万人の皆さんがその恩恵に浴されています。

3. 忘れたころにやってくる股関節の痛み

今は健康に日々を送ることができる幸せをしみじみ味わっています。

52歳からの20年間。股関節の痛みから完全に決別できたわけではありません。

思い出したように甦ってきます。

 

「ああ、また痛くしてしまった!」普段手入れを怠るとこうなることは分かっているのに、痛くない日が続くとついつい手入れが疎かになってしまいます。同じことを繰り返す自分が情けなくなります。

 

ただ、今は痛みが甦ってきても不安はありません。

時には数か月、時には数年振りに忘れていた痛みがぶり返した時、「しまった!やってしまった」という思いがまず出てきます。しかし。「どうしよう?」「困った!」にはなりません。

 

痛みの原因が自分でもわかり、どうすればこの痛みから解放されるか長年の経験でわかっているからです。

 

「しまった!」となるのは、元気で当たり前。痛みのない毎日が当たり前、と傲慢になって、日々の身体の手入れを怠っていた。酷使しっぱなしだった!!!!という反省です。

 

私が長年股関節の痛みに悩み、苦しみ、嘆いてきてもついつい健康で当たり前!になってしまうのです。「ありがとう、うれしい」を忘れてしまいます。

4. 私の身体は中古車・・新車ではありません

私が長年股関節の痛みを経験し、施術家生活が長かったといっても、私の身体はいわば中古車です。皆さんも同じです。きちんと手入れをして走っていればいいけど、ついつい手入れを怠って無理をすると故障することになります。

 

故障を直しても決して新車になるというわけではありません。

中古車は中古車です。

 

しかし、手入れさえしていれば日常生活で困ることもないし、人並みの仕事も旅行も運動もできます。普段、息をしていることも、心臓が動いていることも意識することはありません。それと同じで股関節の痛みもない時は股関節の存在を忘れています。忘れている日々が最高の喜びの日々です。

 

コツコツと手入れをすればよくなると分かって下さる方には、精一杯、私がこの身体を通じて学んだことをお伝えします。

喜びで慈しみながら「中古車」の手入れ・修理の方法を身に付けて頂きましょう。

 

股関節の痛みといっても、痛み方も、痛む動作も、痛む部位も可動範囲もみんなそれぞれ違います。正解がすぐ得られるかわかりませんが、お話をお聞きし、一緒にやって、見て、考えることで正解が見つかります。

 

一朝一夕にはいきません。少しずつ効果が出始め、効果が実感できるのは1~3カ月後だと思ってください。焦るといけません。原因を見つけることができるのですから、後はそれをどの順序でどの手法でやるかです。やれば効果が出てきます。

 

便利な世の中になったもので、長期間、何度も何度も施術を受けに通って頂かなくても、その人に合った手入れの仕方を作り上げて、覚えて頂き日々実践。わからないことが出てきたらZOOMやスカイプなどを使ってお教えすることもできます。

 

股関節の痛み解消法と一緒に膝の痛みはもっと簡単に解消できます。ご家族に膝や肩こりその他こんなことで困っているということがあればお声をかけて下さい。一緒にお姿を見ながらお教えすることができます。普通に歩ける足を作ることが私の役目です。

 

お互いの姿・状態を確認しながら一緒に進められます。

 

ご自分でできるように必要な動きを組み立てますから、見よう見まねで体操のようにやってもらえば結構です。

 といっても毎日ではありません。週4日くらいです。一日10分程度の日もあれば気持ちいいのでついつい20分くらいする日もあります。痛みが軽減・消失したとはストレッチや必要な筋トレも加えます。合計1日30分~45分程度の手入れ・体操・運動を週4か程度。それを目標にしてくだされば結構です。

 

やった方が気持ちいいから、ついついやってしまうという感想をたくさんお聞きしています。むしろやりすぎに注意です。やった後は身体が軽くなるし、動きが滑らかになる。やってよかったとなります。

 

苦ししいこと、辛いことは私自身続きませんから「気持ちいい」をコンセプトにしています。

 

股関節の痛みに今苦しんでいるみなさ~~ん。

「私はこうして救われました!」但し、完全に直し切ることは期待しないでください。いったん痛めた「中古車」は新車にはなりません。

 

しかし、痛みのない日が続くようになり、痛みを忘れる日々があり、チョットした痛みがあっても普通に動ける自分と出会えます。チョットした痛みはすぐ消えていく体験を積み重ねて下さい。身体はいつも治りたがっています。手入れすればすぐに応えてくれる命の営みにありがとうです。どうぞ痛みのない日々の幸せを手に入れてください。

 

運動もお仕事もちょっとした不便、少しの痛みと共にできるようになります。もし痛くなってもほんの少しの痛みになったことを喜んでください、痛くない日々があったらそれを喜んでください。その気持ちの持ち方が実は更に大きな効果を上げることになります。

 

股関節の痛みを経験している皆さんと一緒に学び合うことで、今を喜んで生きる仲間の輪が広がれば嬉しいです。毎日少しづつ楽しみながら実践していただけるようお手伝いします。

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